ツァイガルニク効果の心理のせいで彼女ができない方へ

 

カヲルです。

今回は人間が持つとされる普遍的な心理の1つである
「ツァイガルニク効果」という心理のせいで、
『彼女ができない』という論理を解明したいと思います。

そしてその考察と併せて、

“どうすれば「ツァイガルニク効果」の心理を乗り越えて、
彼女をつくる事ができるのか”

という「ツァイガルニク効果」を、
乗り越える方法も考えてみる事にします。

それでは今回の講義のスタートです。

 

ツァイガルニク効果の心理とは

 

「ツァイガルニク効果」とは、
旧ソビエト連邦の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが発見した、

「目標が達成されない行為に関する未完了課題についての記憶は、
完了課題についての記憶に比べて想起されやすい」

という人間の心理の事です。

このツァイガルニクさんの言葉を、
私なりに分かりやすく表現し直すと、

“達成した物事や完了した物事よりも、
「未解決の物事」「完了していない物事」「達成できなかった物事」
の方が人間の記憶に強く残りやすい”

となります。

そして、この「ツァイガルニク効果」の心理を利用しているものには、
「TVドラマ」などを一つの例としてあげる事ができるわけです。

例えば「TVドラマ」のその日の終盤の場面で、

「実は、昔、主人公が愛した女性が居て、
その女性の名前はあなたがよく知っている……。」

などのような非常に続きが気になる場面で、
次回の放映に持ち越しのような演出が、
「TVドラマ」には多々あるかと思います。

これは人間が持つ普遍的な「ツァイガルニク効果」の心理を、
的確についた演出だと言えるわけです。

 

ツァイガルニク効果のせいで彼女ができない

 

私が今回、「ツァイガルニク効果」の心理を、
解明する記事を書いているのかという事に、
あなたは多少の疑問を感じているかもしれません。

私の「ツァイガルニク効果」の心理の解明動機としては、

“新しい彼女ができなく悩んでいる男性の中には、
この「ツァイガルニク効果」の心理のせいで、
新しい恋愛に踏み込めない男性が居ると感じたからなのです。”

では何故、私がそのように感じているかですが、
先ほど解説したように「ツァイガルニク効果」の心理とは、

“達成した物事や完了した物事よりも、
「未解決の物事」「完了していない物事」「達成できなかった物事」
の物事の方が人間の記憶に強く残りやすい”

という人間が持つ普遍的な心理となります。

そして、こと人間の「恋愛行為」において、
「ツァイガルニク効果」の心理が強く発揮される場合は、

“ズバリ『失恋』となるわけです。”

私が多数受ける男性からの恋愛相談メールの中で、

「あの時、好きだった女性の事が忘れられず次の恋愛に進めません」

「過去の彼女の事が好きすぎて、他の女性を好きになれる気がしません」

「あの時、落とす事ができなかった女性の事が今でも好きなんです」

というような恋愛相談を多数受けてきました。

そしてこれらは、ほぼ間違いなく、

“「ツァイガルニク効果」の心理が強く働いてしまっているせいで、
新しい恋愛に進めず、彼女をつくる行動ができない男性が多数いる事を、
物語っているような気がします。”

だから、今回は恋愛心理学の観点から、
「ツァイガルニク効果」の心理を解明する必要があると思ったのです。

 

恋愛心理学の観点からツァイガルニク効果の心理を解明

 

では、今度は、

「あの時、好きだった女性の事が忘れられず次の恋愛に進めません」

「過去の彼女の事が好きすぎて、他の女性を好きになれる気がしません」

「あの時、落とす事ができなかった女性の事が今でも好きなんです」

上記のような「ツァイガルニク効果」の心理を抱えてしまった男性が、
どうすれば「ツァイガルニク効果」の心理を克服できるのかを、
考えてみます。

私が考える恋愛体験で生まれた「ツァイガルニク効果」の心理を、
克服するための方法は2つほどあります。

それが下記の2つです。

1,終わってない恋愛を完結させる

2,過去と決別をする決断をする

という行動のどちらかになります。

 

ツァイガルニク効果を克服する方法1
【終わってない恋愛を完結させる】

 

「終わってない恋愛を完結させる」とは、

今まで忘れる事ができなかった「過去に好きだった人」
あるいは「過去の彼女」に対するあなたの想いを、
『完結』されるという方法論です。

どういう事かと言うと、一言で表現すれば、

“その人にもう一度「今でも好きだ」と伝えてみる”

という事になります。

この「再度、告白する」という行動を行えば、
あなたが忘れる事ができない女性からの、
YES or NOを聞く事ができるのです。

そこで、その女性がもう一度あなたと、
「付き合う」という道を選んでくれれば、
見事、あなたの恋心は達成されます。

もし、仮にそこでその女性に「フラれた」としても、
それはそれで「今の自分の恋心にけじめをつける」事には、
十分なると思うのです。

そうなってしまった場合は「ツァイガルニク効果」の心理を乗り越えて、
「新しい彼女をつくるしかない」という思考の転換が行えるかと思います。

…あるいは、その女性があなたの告白に対して、
「YES」と言ってくれるまで執念深く求め続けるという答えでも、
良いわけです。

（その内、その女性があなたの熱意に負けて、
あなたの告白に「YES」と言ってくれる可能性もあるわけですから）

 

ツァイガルニク効果を克服する方法2
【過去と決別をする決断をする】

 

次に「過去と決別をする決断をする」についてです。

この「過去と決別をする決断をする」という方法論は、
一言で表現するならば、

“「もう、その女性は過去の女性なんだ」と自認し、
自身の心の中で『100％忘れる』決断をする”

という方法論になります。

私には、過去一度も「過去にフラれた女性にもう一度告白する」という勇気は、
全くありませんでしたので、「過去と決別をする決断をする」という方法論で、
過去好きだった女性と決別してきたという経験があったりするのです。

「過去と決別をする決断をする」という方法論を、
具体的にどうやって実践するかですが、極端に表現すると、

私は、

“その女性の存在自体を『記憶から消す』”

というやり方をよく用いてきました。

どういう事かというと、

その女性と「出会った」「恋をした」という記憶自体を、
全く無かった事として記憶を再構築するという方法になります。

もちろん記憶自体を無かった事にするわけですから、
例えば、その女性に関連する物などは全て捨てた方が無難です。

（写真、携帯の連絡先、洋服、歯ブラシ、など…）

あるいは、その女性と行った思い出の場所などにも、
近づかない方が良いと思います。

（よくデートをした場所、一緒に行ったホテル、映画館、など…）

こうして自分自身の心の中で好きだった女性を「消去」する事で、
「ツァイガルニク効果」の心理を克服するという方法論なのです。

…少し、余談にはなりますが、先ほどお伝えした通り、
私は過去の『大恋愛の呪縛』から逃れる為に、
「過去と決別をする決断をする」という方法論で、
自分自身の心を守ってきました。

この「過去と決別をする決断をする」という方法論で、
大好きだった女性を自分の中で完全に忘れ去る事は、
最初は非常に苦しいかと思います。

ふとした瞬間などに好きだった女性の「顔」や、
一緒に居た時の「記憶」がフラッシュバックする事があるからです。

しかし、実際に「過去と決別をする決断をする」という方法に
取り組んでみると分かりますが、

“好きだった女性を忘れる事に痛みを感じるのは、
最初の30日間ぐらいだけだったりします。”

私的には「タバコの愛煙家がタバコを辞める」という行為と、
非常に似た感覚なのですが、人間の脳は大体30日前後で、
新しい習慣を受け入れるようにプログラミングされているから
そのように感じるではないかと思ったりするのです。

とにかく、一度自分の中で、
「過去と決別をする決断をする」を実行すると、
大体、30日前後で過去好きだった女性を、
完全に忘れさる事ができると考えています。

要するに、「過去と決別をする決断をする」を実行すると、
大体、30日間頑張れば”新しい彼女をつくるための行動に取り組む事ができる”
という事を意味しているです。

 

ツァイガルニク効果のせいで彼女ができない方へまとめ

 

今回は私なりに「ツァイガルニク効果」という心理のせいで、
「彼女ができない」という論理を解明してみました。

そしてその考察と併せて、

“どうすれば「ツァイガルニク効果」の心理を乗り越えて、
彼女をつくる事ができるのか”

という事を考えてみたわけです。

「ツァイガルニク効果」の心理を研究してみると、
人間の「記憶」や「行動」にかなり強く影響を与えている事が、
見えてきます。

故に、乗り越える事が非常に難しい心理の一つでもあるわけです。

しかし、「ツァイガルニク効果」の心理をいつまでも引きずっていると、
「彼女をつくる」という行為においては、ほぼ間違いなくと言えるぐらい、

“新しい彼女ができる事はないと言えます。”

だからこそ、今回はこの「ツァイガルニク効果」の心理を克服して、
あなたが新しい彼女をつくる行動が行えるように、
2つの方法論をお伝えしました。

1,終わってない恋愛を完結させる

2,過去と決別をする決断をする

今回私がお伝えした「ツァイガルニク効果」の心理を、
克服するための上記の2点のどちらかの方法に取り組んでみるか、
あるいはそれ以外の方法で「ツァイガルニク効果」の心理を、
克服する事も出来るかと思います。

しかし、

“「何かを決断して終わらせるか」「その物事を完結させてしまう」
という、いずれかの方法論を実行しない限り、
あなたが「ツァイガルニク効果」（過去に好きだった女性）の呪縛から、
逃れる事は出来ないと思うのです。”

私も精神的にあまり強いタイプの男ではありませんので、
あなたが自身の「ツァイガルニク効果」の心理を克服する事が、
簡単では無い事は、私にも分かります。

しかし、いずれはあなたも、
「ツァイガルニク効果」（過去に好きだった女性）の呪縛に、
打ち勝つ必要があると思うのです。

（あなたが一生、彼女もつくらないし、
結婚もしないという事であれば話は別ですが）

だからもし、あなたが自身の、
「ツァイガルニク効果」（過去に好きだった女性）の呪縛と、
戦う事を選択するのであれば、

是非、今回の私の記事を参考にしてみて下さい。

それでは今回の講義は以上です。

ありがとうございました。

カヲル

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